Twitterで、FXでボロ負けしても、なお懲りずにFXをしてしまう期間工の方を見かけました。僕も20代の時にFXをしていたので、それについて思う事を記事にしました。
FXで成功するのは難しい
FXはギャンブル性がとても高い
Twitterで見かけた方は、FXで損失を出して非常に苦しんでいる様子なのですが、よくツイートを観察してみると、その状況を楽しんでいる(反省していない)ようにも見えました。
おそらく、お金を稼ぎたい・増やしたいという願望でFXをしているのではなく、非日常的なスリルや達成感を味わうことに快楽を感じてしまっているのだと思います。
これはもうギャンブル依存症です。
ギャンブル依存症の方は、ギャンブルに対する考え方が偏っている場合がほとんどです。
・負けが続いても最終的には勝てると確信している
・負けた時のことはよく覚えていないのに、勝った時のことはよく覚えている
・迷信的な行動で運をコントロールできると信じている
FXは投資ではなく、投機(ギャンブル)です。投機とは、市価の短期間の変動の差益だけを狙って行う売買取引のことを言います。対して、投資は将来有望なものに長期的に投資をすることを言います。
ルールを守れば大丈夫という過信
レバレッジを低く抑えたり、ストップロス(損切り)を設定すれば大丈夫と思っている方もいますが、これは間違いです。
FXで自分で決めたルールを守ることは、フェラーリやランボルギーニに乗って、公道を制限速度で走るようなものです。普通車に乗っても制限速度を超えて走ってしまう人がほとんどなので、それがいかに難しいかわかるかと思います。
自己管理能力が突出した限られた人にしかFXでは成功できません。
FXで夢を見てしまう理由
「死人に口なし」というように、「月に数百万稼ぎました」というような成功者ばかりが目立ってしまうので、自分にもできると勘違いし、敗者の存在を忘れてしまうのです。
FXで成功できる人は、本当に氷山の一角で、成功者の裏には、
大多数の敗者や退場者がいることを忘れてはいけません・・・

行動経済学では、これを確証バイアスと言います。
自分に都合のいい情報(FXは儲かるという情報)だけを探し、自らに不都合な情報(FXで失敗した人の情報)を無視する傾向のことを言います。
僕もFXで地獄を見た
高金利通貨(南アフリカ・ランド)に手を出し、スワップ目的(レバレッジ3~4倍程度)で長期保有する計画でした。レバレッジ3~4倍というのは比較的低い倍率です。
しかし、予想を遥かに上回る為替の変動により、強制ロスカットとなりました。
損失額は約300万・・・
それ以来、FXをしていません。
物理的にFXをできないようにするため、全てのFX口座を解約しました・・・
- 損切りができなかった(本音は損切りしたくなかった)
- いつか値が戻ってくるという身勝手な考え
- ロスカットなんてされないという慢心

FXの怖さは自分で経験しないとわからない
おそらく僕の記事を見ても、FXを辞める人は誰もいないと思います。
賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ
この名言の通り、
大半の人間は自分の経験からでしか学ぶことができません。
自分で痛みを感じないと学ぶことができません。
人の経験から学ぶことができる人は、とても優秀な人間(希少)です。
数年働いていやっと貯められるような大金を、一瞬で失うかもしれないという精神的苦痛を、何週間、何か月と感じて、ようやく気付くのです。
「FXなんてしなければよかった・・・」と・・・

パトさんは色々投資をやっていますが、純金プラチナの積立投資等はやらないのですか?
Mr.さん
iDeCo、NISA、投資信託、個人向け国債など、これ以上金融商品が増えてしまうと、資産管理に手間がかかるので考えてないですね。
それだけ減ると言うことはそれだけ増えると言うことです。勉強が足りないだけですよ。
ブログ面白いから参考にしてまーす。
>>それだけ減ると言うことはそれだけ増えると言うことです。
理論的はそうなんですけど、プロスペクト理論によって負ける確率の方が高くなると思うんですよね。
まあ、僕はFXはもうしませんw