「意志」より「環境」が大事

FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略という本を読んでいます。

これはマジで良本です。簡単にまとめると、

人間は「意志」よりも、圧倒的に「環境」の影響を受けるということが書かれています。

新年の抱負を翌年に覚えている人はいない

新年になると多くの人は今年の抱負を立てますが、1年後にそれを覚えている人はほぼいません。ダイエットや禁煙とかもそうですね。大抵の人は失敗します。

意志の力で自分を変えることはほぼ無理です。

「本人の能力」、「意志力」、「目標を立てる」ことよりも、人は環境に大きな影響を受ける。

1960年~80年代の心理学調査に基づいた、「心の持ち方」、「意志力」、「目標設定」にフォーカスし続けるという方法は、時代遅れ。根拠もない。

優れたパフォーマンスを発揮し、大きな成果を達成するための取り組みとして現実的な方法は、

「個人」にフォーカスするのではなく、「環境」を中心に据えること。

意志の力に頼って目標を立てることよりも、環境を変える方が圧倒的に効果があります。

親が中卒の東大生

以前、テレビ番組『水曜日のダウンタウン』で話題になった「トンビがタカを生むにも限界ある説」で、「高学歴ではない親から東大生は生まれるのか」を検証しました。

実際に、父親が中卒の東大生がいました。その親は、子供を子供扱いせず、言葉遣いや話の内容など、一人の大人として接していたそうです。また、子どもに公立の小学校か、頭のいい子が集まる国立大学付属小学校のどちらに行きたいか選ばせました。子どもは後者を選んだそうです。その後、地元トップの公立高校へ進学し、そして、東京大学に合格したそうです。

この例から見ても、環境の力がいかに偉大かわかります。本人の能力よりも環境の力。どんな環境で育つかで人は大きく変わる。

自分をもっと高いレベルに引き上げたいなら、自ら厳しい選択や環境を選ぶの一つの手かもしれません。

意志よりも環境の力

人間は意志よりも環境に影響を受ける。これを知ることで今後の人生、何か目標を達成したいとき、どんなことに注力すればいいか、大きくポイントが変わるでしょう。

意志の力よりも、自分で環境を整える力

マジでオススメの本です。

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