【読書】サイコロジー・オブ・マネー

サイコロジー・オブ・マネーという本を読みました。

サイコロジー(psychology)は心理学という意味なので、お金の心理学というタイトルの本ですね。世界55言語で出版され、米Amazonでは3万件の評価がされたという話題のお金の本です。内容は、「となりの億万長者 成功を生む7つの法則」という有名な本に似ている気がします。

お金に興味ある方は一読の価値ありです。

気になった箇所のメモ

3章 決して満足できない人たち

  • 「足るを知る」を知らなかった男・・・欲望に突き動かされて大きなリスクを取り、全てを失った。どこかで自分にブレーキを掛けなければ、最終的には痛い目に合う。
  • 不要なお金を稼ぐために大切な資産を危険にさらすことは愚かなこと。不要なものを得ようとして重要なものを失ってしまうことほど、無意味なことはない。
  • 幸福とは「結果から期待値を差し引いたもの」。十分の感覚がなければ幸せは遠のく。
  • 富の比較ゲームに参加してはいけない。自分はこれで十分だと満足することが大切。
  • ラスベガスのカジノのプロのディーラーのアドバイス・・・「ラスベガスで勝つためのたった一つの方法は、カジノに入ったらすぐに出口に向かうことです」。

5章 裕福になること、裕福であり続けること

  • 裕福になる方法は無数にあるが、裕福さを保つ方法は1つしかない。それは、「倹約」と「心配性」の組み合わせだ。
  • 「お金を得ること」と「維持すること」とでは、まったく別物のスキルが求められる。お金を得るためにはリスクを取る必要があるが、お金を維持するには、それとは正反対のことが必要だ。謙虚にならなければならない。
  • 「有能であること」と「生き延びること」はまったく別の能力だ。破滅するのは、何としても避けなければならない。
  • 大きなリターンを得ることよりも、経済的に破綻しないことを目指す。

7章 自由

  • お金が人生にもたらす最大の価値は「自由」。
  • どんなに高い給料よりも、どんなに大きな家よりも、どんなにステータスのある仕事よりも、「好きなときに、好きな人と、好きなことができる生活」を送れることのほうが、人を幸せにする。
  • 蓄えがあれば、人生の選択肢が増える。病気で休んでもお金の心配をしなくても済む。仕事を解雇されても、慌てて次の仕事を探す必要もない。給料が低くても、時間に融通が利く仕事に就ける。

9章 本当の富は見えない

  • お金には多くの皮肉がある。中でも重要なのは「豊かさは目には見えない」というものだ。
  • 金持ちとはお金を使うことだという考えが身に染みついてるため、富を築くために必要なのが自制心だということに気付かないのだ。
  • お金持ちのロールモデルは見つけやすいが、富のロールモデルは見つけづらい。富は目に見えにくいので、モデルとなる人が簡単には見つからない。
  • 世の中には、地味に見えても実は裕福な人や、裕福に見えても破綻寸前の生活をしている人がたくさんいる。

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