僕は2019年に非正規で大手工場に入社し、その後、正社員になりました。去年の10月から職場が変わり、単純作業からオペレーターの仕事に変わりました。
もうめちゃくちゃ忙しくて毎日トラブルやイレギュラーなことが起こるので、単純作業がいかに幸せな仕事かということを思い知らされました。

2回もやらかした
オペレーター職になって5か月目。2週連続で2回もやらかしました。
1件目は冷却水の出し忘れ。
実際は「冷却水入り」のボタンを押したものの、設備側の冷却水が出ていませんでした。ボタンを押したから冷却水は出ていると思い込んでしまいました。現物を確認しなかったのが原因。
この状態で20分くらい生産してしまい、200個前後の製品をパーにしてしまいました。製品は全て廃却。設備側も損傷が大きく、部品交換。材料費、部品代、人件費、光熱費等、損害額は大きく、マジでメンタルやられました・・・

2件目は材料の発注忘れ。
毎日、次の日の生産量を確認して、前工程に材料の発注をしなければいけません。2種類の材料を発注するところ、1つしかしていませんでした。翌日、当然、材料がないと生産できません。急遽、生産順番を変えて対応することになり、関係者に迷惑をかけてしまいました・・・。
その当日、早めに材料依頼しないといけない品番があり、その依頼をしたため、2種類の品番を発注した気になってしまったのが原因です。思い込みが原因。
人間は忘れる、間違える生き物
その時の自分の状況を思い出すと、時間に追われており、他にもやることがたくさんありました。要は余裕がなかったのが原因だと思います。まだこの職場になって5ヵ月目。経験値不足で余裕がないのは当然・・・。じゃあ、ミスをしてもいいのか?と言われたら別の話。
人間は、忘れる、間違える、楽をする生き物です。それを前提として、対策を考えないといけません。「次から気をつけます」では、また同じことを繰り返すだけ・・・
人間のエラー特性を考える
- 間違えることがある
- うっかりすることがある
- 忘れることがある
- 気付かないことがある
- 不注意の瞬間がある
- 1つしか見えない、考えられない
- 先を急ぐことがある
- 感情に走ることがある
- 思い込んでしまうことがある
- 横着をする時がある
- 人の見ていないとき違反をする
- パニックになることがある
参考サイト:安全の小窓
品質管理委員会に出席
今回のミスとは別件で、別のラインで起きたヒューマンエラーの事例を職場を代表して確認しにいきました。内容は、A製品の中にB製品が混入していたというもの。
設備側の問題もありますが、結局は作業者の確認不足だということを強く言われました。「いろいろ対策を行っても、設備は完璧ではない。最後は人。作業者がしっかり確認していれば防げた」みたいな感じですね。僕に言わせれば、人間も不完全なんですけどね。
この事例説明を受けて、自職場の点検や対策をして、レポートを提出しなければならないことに・・・。このようなヒューマンエラーはどうやって防げばいいのか考えないといけません。

最近僕もバレルメッキ作業で前のロットの製品1個取り忘れで混入を出しました。
確認はしました。適当に確認したつもりもありません。でも取り忘れが発生しました。確認箇所、確認手順が悪かったのかと後になって悩んでいます。残品確認手順はないので作業者によって確認方法が違いますが、そんなに複雑な構造ではないので僕の見逃しが最大の原因です。これをすれば完璧だと言う確認方法が有ればいいのにって思いながら作業してます。
残材確認不足は僕の職場でもたびたび発生します。やはり人間なので、ついうっかりで見逃してしまうことがありますよね。
前の職場の上司の奥さんが看護師で、「医療関係者の場合、ミス一つで人が死ぬかもしれないんだぞ!それぐらいの緊張感を持って仕事しろ」とよく言ってました。