先日、広島市のリサイクル工場で、男性作業員(37歳)が粉砕機に巻き込まれて死亡するという痛ましい事故が起きました。
DNA鑑定で男性(37)と判明 ベルトコンベアに引っ張られる姿も 粉砕機に巻き込まれたか リサイクル施設で死亡事故 広島

やはり同業者の死亡事故は心が痛みます。
機械による挟まれ・巻き込まれ災害
機械による挟まれ・巻き込まれ災害は、令和になった今でも定期的に起こる事故で、去年の9月には、秋田県の産廃処理施設で40代の女性社員が亡くなられました。
自分の職場でも巻き込まれ災害
僕は前職は中小工場で働いていましたが、その時の職場でも挟まれ災害がありました。
金曜日の昼勤、16時半~17時・・・他職場の人達と一斉に自分の生産ラインを清掃することになっており、ラインは稼働しっぱなしでした。被災者は、稼働中のコンベアのチェーン付近を清掃し、チェーンとギアの間に指を巻き込まれて受傷。指切断にはならなかったものの、傷口を縫うぐらいの怪我はしたと思います。
その災害を機に、コンベアチェーンにカバーが設置されました。
被害が大きく、とにかく悲惨
機械による挟まれ・巻き込まれ災害は、とにかく悲惨です。その恐ろしさは言葉では伝わりません。
死亡災害の現場写真を見ると、冗談抜きでメンタルやられます。
もし機械が身近にある環境で勤務している方がいたら、今後のために画像検索した方がいいと、個人的には思います。百聞は一見に如かずで、被害にあったときの悲惨さを想像できないから、安易な作業をしてしまうのです。
最優先事項は人命
僕の今の職場は1人作業で、プレス機やロボット、コンベア、フォークリフトがあるラインを稼働しています。やはり仕事に慣れてくると、
安全よりも生産性を重視してしまうことが非常によくあります。
会社や上司も、「安全第一で作業してな」、「怪我しないようにな」と頻繁に言うくせに、生産が間に合わないとグダグダ言ってきたり、なぜ間に合わないんだ?と詰めてきます。あと、稼働率も毎日書かされるので、それもプレッシャーだったり・・・
今一度、最優先事項は人命 であり、安全第一 を胸に刻みたいと思います。

ちなみに、「安全第一」という言葉は、とあるアメリカの会社の標語で、「Safety – First」から来てるらしいです。
