Amazonを利用した「送り付け詐欺」の被害に合いました。
被害の状況
先日、Amazonで注文した商品(1,000円)が、突然、業者側からキャンセルとなりました。
業者からは、「Amazonとシステム不具合になったから着払いで商品を届ける」とメールが届いていました。しかし、届いたら注文時と金額が違い、12,000円。業者名は合っていたので、お金を支払ってしまいました。
これが痛恨のミスだったようです・・・
ダンボールの中身を空けてみると、注文時とは違う商品が入っていました。
業者にメールで返品返金の依頼をするも、対応がとても遅く、良くて一日に一通しか返事が返ってきません。しかも、相手は外国人(おそらく中国人)で、日本語がぎこちなく、交渉がなかなか前に進みません。挙句の果てに、「どうやって返品したらいいですか?」とこちらに質問してくる始末・・・
「これってもしかして詐欺・・・?」
注文していない商品を、勝手に送り付け、その人が断らなければ買ったものとみなして、代金を一方的に請求する商法。「商品を受け取ってしまった限り、代金を支払わなければならない」という消費者の思い込みを悪用した悪質な商法。

Amazonに相談するも・・・
Amazonのカスタマーサービスにチャットで相談しました。
しかし、Amazonはウェブサイト外のやりとりは補償対象外。警察に相談し、その内容をAmazonにフィードバックしてほしいとのこと。
以下は、チャット後に届いたメールの内容の一部です。
このたび代金引換でお支払いされた代金は、Amazon.co.
jpのウェブサイトを通さずお支払いいただいておりますため、 Amazonマーケットプレイス保証の対象外となります。 今後の対応を検討させていただきますが、 まずは被害に遭われたことについて警察にもご相談いただき、「 相談届」のご提出をお願いいたします。 恐れ入りますが、最寄りの警察署へご相談いただいた後、
下記の1~ 6までの情報をカスタマーサービスへEメールでご連絡ください( このメールに直接ご返信いただく形でメール送信が可能です)。 当サイトとしてどのような対応が可能か検討のうえ、 Eメールで返信いたします。 1. 代金引換でお支払いされた際の領収書、
伝票番号ならびにお届け先住所が確認できる送り状の写真 2. お受け取りいただいた商品の写真
3. 相談届を提出いただいた警察署名
4. 警察の担当者名
5. 警察担当者の電話番号
6. 相談届の受理番号
警察に相談するも・・・
警察にも相談(#9110)し、その後、被害届を提出するために警察署に行きました。
しかし、結論から言うと、捜査は難しいそうです。
警察は民事不介入といって、明確な犯罪行為がないと動けないのです。今回の件も、悪質性はあるにしろ、完全にブラック(犯罪)とは言えないそうです。詐欺罪は数ある犯罪の中でも立証が難しいと言われており、特に難しいのが、加害者側に騙す意図があったかどうか。加害者側はほぼ必ず、「騙すつもりはなかった」「お金は返すつもりだった」と主張します。
こういった問題を解決するには、法律に基づいて、民事訴訟を起こすしかありません。弁護士に相談する必要があります。しかし、そうなると弁護士を雇う費用が発生してしまい、送り付け詐欺の費用を回収できたとしても、結局こちらが金銭的に損をしてしまう。

※弁護士を雇わずに、自分で裁判を起こす(本人訴訟)ことも可能ですが、裁判にかける時間や精神的なストレスを考えると・・・
まとめ
結局、被害者が泣き寝入りをしないといけないのが、今の日本の現状。今回の件で、被害者の方が立場が弱いというのがよくわかりました。
騙されたら負け、被害に合ったら負けです。
被害に合っても、誰も助けてくれません。お金も返ってきません。マジで損するだけ。
とにかく自分の身は自分で守るしかない!
車の盗難事件なんかでも、盗難されるような場所に車を置いておくのが悪い、盗難されるような車に乗っているのが悪いという考え方になります。本当はこんな考え方はしたくありませんが、今の世の中を生きていくには仕方ありません。
いいか「負ける」ってのはな 「騙される」って意味だ!
賢い奴は、騙されずに得して勝つ。バカは騙されて 損して負け続ける。
これが今の世の中の仕組みだ!!
騙されたくなかったら、損して負けたくなかったら、お前ら勉強しろ!!
漫画・ドラゴン桜より