なまけものは優秀

過去に一度読んだことがあるのですが、もう一度読みました。

なまけもののあなたがうまくいく57の法則 [ 本田直之 ]

なまけもの vs 働き者(努力家)

なまけものというと一般的にはネガティブイメージが強いのですが、この本でのなまけものというのは、ポジティブななまけものです。

どうすれば怠けられるのか(楽をすることができるのか)

考えて、工夫することができる人を指します。

それに対して、働き者(努力家)はコツコツと努力をすることができる能力がある人を指します。しかし、働き者には落とし穴があって、「工夫」をすることをあまりしません。

コツコツと努力をすることにストレスを感じないので、よくも悪くも直球勝負。毎日同じことを繰り返していても、文句を言わない、苦痛を感じない。それが当たり前だと思っている。「やればできる」の一点張りになってしまうので、他人にノウハウを教えることができません。いわば思考が停止している。

軍人は4つのタイプに分けられる

ドイツの軍人、クルト・フォン・ハンマーシュタインは、軍人は4つのタイプがあると言いました。

「利口、愚鈍、勤勉、怠慢である。多くの将校はそのうち二つを併せ持つ」

※愚鈍(ぐどん)・・・頭が悪く、まぬけなこと。

図に表すと、以下の4つのタイプになります。

 
なまけもの(怠慢)
働き者(勤勉)
有能利口で怠慢なタイプ。高級指揮官に向いている。部下を最大限に活用し、いかに容易に成果を上げるか工夫する。最小の努力で最大の効果を上げようとするため、周囲の仕事量も減る。利口で勤勉なタイプ。参謀将校(高級指揮官の下で、作戦・用兵などの計画・指導を受け持つ将校)に向いている。正しい判断はできるが、働き者であるが故に他に任せきることができない。仕事を増やす傾向がある。
無能愚鈍で怠慢。軍人の9割はこれに当てはまる。自ら考えて行動しようとしないので、指示されたことを遂行する立場に適任。ルーチンワークに向いている。もっとも避けるべきは愚かで勤勉なタイプ。過ちに気付かないまま実行し、さらなる過ちを引き起こしてしまう。組織に不必要な人物。

この図から見ると、働き者が必ずしも利点ではあるとは言えません。「工夫する」という武器を持ったなまけものの方が有用な存在であることがわかります。

無能で勤勉な人が最低の理由

上記の図を見て、「あれ?」って思うことがありませんか?無能で怠惰な人よりも、無能で勤勉の人の方が評価が低いのです。

無能で怠惰な人は、特に役にも立つことはないが、何の害もありません。そこが評価されています。しかし、無能で勤勉な人は、能力や経験、判断力がないのにも関わらず、行動力が高いため、

  • やらなくてもいいことを勝手にして、仕事を増やす
  • 適切な判断ができず、やっても意味のないことをする
  • 何度も失敗やミスを繰り返す

など、周囲の迷惑となり、組織の足を引っ張ります。この点でマイナスの評価となるのです。

ちなみに・・・

動物界になまけものというとても動きの遅い動物がいます。なぜこの動物が弱肉強食の自然界を生き残れたのか?それは、

  1. 食事量が圧倒的に少ない(1日の食事量は葉っぱ8グラムwww)
  2. 自給自足できる(自分の体に生えた藻を食べるwww)
  3. 他の生き物と競争しない生存戦略

という点があるようです。

参考サイト:ナマケモノの生態!自然界で生き残れるのには意外な理由があった!

人間に例えるなら、

  1. 少ないお金で生きていける
  2. 自分でできることは自分でする
  3. 他人と比べない

ということでしょうかね。なまけもののライフスタイルから見習うことがあります。

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