人間のお金の非合理的判断

このブログを見ている方はお金の教養のある方だと思いますが、次の行動経済学でよく出てくる言葉はご存知でしょうか?

  • プロスペクト理論(損失回避バイアス)
  • サンクコスト(埋没費用)、コンコルド効果
  • 保有効果
  • 現状維持バイアス
  • リファレンスポイント(参照点)

人間は、お金に関して不合理的な判断を下すことが多いんです。例えば、バーゲンセールで不要なモノをたくさん購入してしまう。わざわざ遠くのスーパーに安売りしている食材を購入しに行くなど。

これらの行動経済学の知識があると、お金で損する可能性が減るかもしれません。

プロスペクト理論

プロスペクト理論は、人間は「得したい」という気持ちより、「損したくない」という気持ちの方が強いという理論です。これは、動物は死(=損)を避けることを強くインプットされているからなんですよね。

問題

250万円する車を購入したいが、手元にお金がない。しかし、住宅購入用として積み立てた定期預金が250万円ある。この場合、どちらを選択するかすぐに答えて下さい。

  1. 住宅購入用の定期預金を解約して車を購入する。
  2. 定期預金はそのままにして、ローンを組んで車を購入する。

<どっちが得か?>

これは1.の方が得なのですが、「せっかく積立てた定期預金を解約するのはもったいない」と、2.を選択する方もいるのではないでしょうか?

定期預金の金利を0.5%と見積もり、車のマイカーローンは2%前後のものが多いので2%に設定。

  • 定期預金を解約して失う利息は年12,500円(年250万×0.5%)
  • 車のローンを利用した際の利息は年50,000円(年250万×2%)

結果は一目瞭然ですが、これもプロスペクト理論で説明できて、損(定期預金の解約)を避けたいという感情が優先され、合理的な判断が下せなくなるのです。

<類似例>

  • ポイント○倍デーにたくさんモノを購入してしまう(今買わないと損をしてしまうと考えるため)
  • 競馬の最終レースは大穴に賭ける人が多くなる(今までのレースで負けた損失を取り返したいという損失回避が働くため)

プロスペクト理論の他にも、コンコルド効果、保有効果、現状維持バイアスなど、面白い法則や理論が色々あります。

参考文献:教科書にないお金の増やし方・守り方 行動経済学で解決する50のムダづかい

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