SBI証券のiDeCoは、EXE-i 新興国株式ファンドで決まり?

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原則60歳までお金を引き出すことができず、ガチの長期投資になるので、新興国株式にも投資をされている方が多いのではないかと思います。

そんなSBI証券の新興国株式のファンドについてちょっと調べてみました。

新興国株式のラインナップは3つ

ファンド名 ※購入件数ランキング 信託報酬(税込) 純資産(百万円) コメント
EXE-i新興国株式ファンド   年0.3904% 6,131 ファンドオブファンズ方式。インデックスファンドを凌ぐ低コスト
三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド  17位 年0.594% 10,235 人気のインデックスファンド
シュローダーBRICs株式ファンド ランク外  年2.0304% 14,421 コストが高く、長期投資には不向きのアクティブファンド

※2017年6月の購入件数ランキングです。

現状、人気の商品はEXE-i新興国株式ファンドとなっています。続いて、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド。シュローダーBRICs株式ファンドについては、コストが高く、長期投資には向いていません。購入件数もランク外です。

そこで、EXE-i新興国株式ファンドと三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドを比較してみした。

モーニングスターでEXE-iと三菱UFJを比較

モーニングスターというサイトでデータを比較してみました。

表の一番下の経費率というのが実質コストだと思われます。EXE-i新興国株式ファンドは三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドの半分以下のコストですね。これは魅力的。

EXE-iと三菱UFJは何が違うの?

EXE-i新興国株式ファンドはインデックスファンドではなく、ファンドオブファンズ方式の投資信託です。以下の2つのETFへの投資を通じて、新興国の株式へ実質的に投資しています。

ETF名 指数 配分
シュワブ エマージング・マーケッツ エクイティETF FTSE エマージング・インデックス 90%
iシェアーズ コア MSCI エマージング・マーケッツETF MSCI エマージング・マーケッツ インベスタブル マーケット インデックス 10%


話を分かりやすくするために10%の少ないETFへの配分を無視すると
、EXE-i新興国株式ファンドは、FTSE エマージング・インデックスと連動することになります。

一方、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドは、多くの新興国株式インデックスファンドと同じように、MSCI エマージング・マーケット・インデックスに連動する投資成果を目指しています。

つまり、参考とする指標が違うということになります。

日本株で言えば、日経平均株価(Nikkei 225 index)にするか、TOPIXにするかみたいな感じですかね。

※FTSEは、ファイナンシャル・タイムズ・ストック・エクスチェンジの略で、イギリスの金融サービス企業のこと。FTSEは「ふっつぃー」と発音するらしいです。MSCIは、モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナルの略で、こっちはアメリカの金融サービス企業。

じゃあ、FTSEとMSCIという指数は何が違うの?

どちらも新興国株価の指数ですが、簡単に言うと、

  • FTSEは韓国が含まれていない(EXE-i新興国株式ファンド)
  • MSCIは韓国が15%含まれている(三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド)

FTSE社は韓国を先進国扱いしており、MSCI社では韓国を新興国扱いしています。

詳しい違いについては、

に記載されています。

どっちがいいの?って話ですが、僕も教えてほしいです。結局のところ、それは誰に聞いてもわからないと思います。

最新のチャートを比較してわかったこと

以下の図は、EXE-i新興国株式ファンドと三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドの比較チャートです。(2017年7月25日現在)

青:EXE-i新興国株式ファンド 赤:三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド

全体的な動きとしては、ファンドオブファンズのEXE-i新興国株式ファンドは、純粋なインデックスファンドである三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドと同様の動きをしています。しかし、細かい動きを見ると、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドの方が上下のブレが大きいです。つまり、EXE-i新興国株式ファンドよりもリスクが大きいことがわかります。これは僕も最近気づきました。韓国の株の値動きが大きく影響しているのでしょう。

新興国株式に投資をする際にも、リスクを抑えたいという方は、EXE-i新興国株式ファンドが適しているのかもしれません。逆に、ガチでリターンを狙いたいという方は、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドに投資をした方がいいのかも。

EXE-i新興国株式ファンドのデメリット?

デメリットというか商品の特性の話です。何度も言う通り、EXE-i新興国株式ファンドはインデックスファンドではありません。それは何を意味するかというと、EXE-i 新興国株式ファンドの商品説明にも記載されています。

本ファンドは新興国の株式市場の値動きと同等の投資成果をめざします。参考指標は、FTSE・ エマージング・インデックス(円換算ベース)とします。

本ファンドは参考指標に対して一定の運用成果をあげることを目標とするものではなく、実際の運用成果は参考指標と乖離する場合があります。

厳密に参考指標と連動することを目標としているのではなく、その市場の動きと同等の投資成果を目指すこと。つまり、希望する市場からの平均収益を得ることを目的としているんです。

以下、EXE-i新興国株式ファンドとFTSE エマージング・インデックスとの騰落(とうらく)率の推移です。騰落率というのは、言い換えると変動率ですね。一定期間の間にどれだけ上昇したか、下落したかの割合。

%e9%a8%b0%e8%90%bd%e7%8e%87

これ見ると、やや下方乖離が大きいです。一方、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドは運用報告書を見ると、参考指標を上回っています。上回る理由はファンドには配当が含まれるからだそうです。

参考指標が違うので、どっちがいいか悪いかを比較するのは難しいですが、厳密に参考指標と連動した投資成果を得るには、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドに軍配が上がります。

僕は「EXE-i新興国株式ファンド」に投資してます

その理由は・・・

僕が個人型確定拠出年金(iDeCo)を始めた時に、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドは取り扱っていなかったからwww

EXE-i新興国株式ファンドしか選べなかったwww

Q:じゃあ、今選ぶとしたらどちらを選ぶか?

A:コストを重視して、EXE-i新興国株式ファンドを選ぶかな。

コストが同程度だったらインデックスファンドに投資します。現に僕は、先進国株クラスはEXE-i 先進国株式ファンドからDCニッセイ外国株式に乗り換えています。

しかし、EXE-i新興国株式ファンドはインデックスファンドを大幅に上回る半分以下のコストで新興国株式に投資ができます。新興国株式は保有コストが割高なので、このメリットは大きいと感じます。新興国市場の将来のリターンは不確実(どうなるかはわからない)ですが、コストは確実なものです。コストはリターンから100%差し引かれます。

まあ、結局はその人の考え方次第

  • 韓国にもバランスよく投資をしたい(韓国のグローバル企業・・・サムスン電子、現代自動車、SKハイニックスなど)
  • 参考指標と連動した投資成果を得たい
  • ETFなどを介さずにシンプルな投資がしたい
  • インデックスファンドの方がなんとなく安心

って方は、三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンドを選んだ方がいいかもしれないですね。まあ、どっちに投資しようが、人生を大きく変えるほどの差はないと思うので、違いをある程度理解して、自分に合う方を選べばいいと思います。

もしくは、iDeCoはEXE-i新興国株式ファンドに投資して、NISAや特定口座では他のインデックスファンドに投資をするという手もありだと思います。分散ですね。僕もiDeCoはEXE-i新興国株式ファンドに投資して、NISAや特定口座では、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスに投資をしようと考えています。