広がる格差、インフレ、年金減額

リスクを取らないリスク という本を読みました。

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リスクを取らないリスク [ 堀古英司 ]
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本のタイトルから自己啓発本かと思いきや、すげー真面目な金融書(中級者向け)でした。

「リスクは避けるべきものではなく、リスクを取ってリスクを回避するという考え方もこれからは必要だ」

ということを、国内と欧米の経済状況を比較しながら将来を分析し、分かり易く説明してくれます。では、これからの日本はどんなリスクが想定されるのか?

広がる格差

これからの日本はさらに資本主義化が進みます。今後20年~30年は、かなり高い確率で格差が拡大する国になると予想されます。しかし、政府は何もしてくれないし、そもそも何もできないのです。

優良大企業に勤めていて、今後も仕事を続けていける自信のある人には問題ない話ですが、僕みたいに中小企業に勤務している人には問題です。自分の身は自分で守るしかないってことです。

進む円安

アメリカは金融危機と決別し、「雇用の最大化」という目的に対する優先度が低下しました。これからは物価の安定に重点を置きます。そうなると、長期的に日米金利差が拡大し、この先、ドル高・円安に向かう可能性が高いです。1973年から2012年までの約40年は、ドル安・円高という流れで、円の価値が上がる時代だったので「何もしない」ことがむしろ正解でした。しかし、これからは全く逆の時代が待ち受けているということです。

年金減額

薄々気づいているとは思われますが、将来もらえる年金は減額される可能性があります。少子高齢化、人口減少に加え、日本人の移民受け入れに対する抵抗、さらに、年金基金(GPIF:年金積立金管理運用独立行政法人)の積極的な運用に対する国民の理解度を考えると、年金問題には最後の手段しか残っていません・・・。

それは、年金減額です。

もう既にどんなリスクが想定されるのか分かっているのだから、今から少しずつ対策する(リスクを取る)のがスマートです。危機感は人間にとって強い意志や行動に繋がります。

所詮、この世は弱肉強食です。強ければ生き、弱ければ死ぬ。それが自然の摂理。時代の変化に対応できるものだけが生き残ることができる。

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